2020年秋冬ピンク・オレンジカラー!シュワルツコフから発売されたピラミンゴで染めてみた。

今回はシュワルツコフから発売されます秋冬の新色カラー剤ピラミンゴを紹介していきます。

 

このカラー剤は東京の美容室SHIMAさんと共同開発で作られた話題のカラー剤です。

今回もこのカラー剤がどんな色に染まるのか検証して紹介していきたいと思います。

ではまずこのカラー剤の特徴を説明していきます。

特徴としては暖色系をきれいに色鮮やかにそして淡いカラーも表現してくれるヘアカラーなのが特徴です。

更にベージュ系の色味もラインナップされています。

このカラー剤で一番特徴的なのはPYRと言う高彩度のカラー剤を表現可能にしてくれる薬剤です。

メインのカラー剤にこの薬剤をミックスすることによって鮮やかなピンクやオレンジやレッドを表現することが可能になります。

このPYRはもともと発売されているものですが、今回はその染料をピンク系に改良され作り直されたものなっているので別物となります。

色のラインナップとしてはこちらになりますブリーチオンシェイドのブリーチをした髪に適した色味のラインと、

ゴシックシェイドの色味が深いラインに分かれています。

他の特徴としてシュワルツコフさんのファイバープレックスが成分として配合されています。

そのため仕上がりのツヤ感や手触りはプレックス系のトリートメントしたような仕上がりになります。色だけでなく髪をきれいに見せてくれるのもポイントです。


ピラミンゴとは


ピラゾール+フラミンゴ

【ピラミンゴカラー】 

「ピラゾール」だけが出せるピンク、コーラル系を中心とした酸化染毛剤です。

「フラミンゴ」のような強く美しい彩度をもった暖色であり、自然界の色を想起させる派手上品な色味です。

自然界の動物やフラミンゴを元に暖色で作るダブルカラーです。

染めたて艶やかなビビッドと数日後~約二か月楽しめるカラーです。


他の暖色系酸化染毛剤との違い


ピラゾールだけがもつ特性

  1. 色持ちアップ
  2. シルバーパステル色が長く続く
  3. 直接染料不使用で、通常の酸化染毛剤の上に塩基性染料を少し欠けたような色味が一度で出せる
  4. 特にプラリフトした髪に最適

色味


【ROSE】

褪色後のペール感にこだわった、青味に振られ過ぎないキュート系ピンク

ムラサキでもなく、青味でもなく、小豆色でもない。

これまでアルカリカラーの上からカラーバターをのせて作っていたような可愛いピンク

【CORAL】

ピンク味を感じるオレンジでありながら、ROSEとは差別化できる色味

オレンジとピンクの絶妙な間。

目指したのは本物のコーラル(サンゴ)の色

【HONYEY SILVER】

赤味のあるベースをコントロールしながら、ゴールド系のくすみを持たせたシルバー色

シルバーのヴェールを被さったようなブロンド。

2~3日後に出てくる色味が最強。


毛束に検証


ピラミンゴピラミンゴピラミンゴピラミンゴ
仕上がりはこのようになりました。

ではそれぞれの各色を見ていきましょう。

やはり高彩度のカラー剤と言うことで色の発色がものすごく強いです。

淡い色味もしっかりと色味が表現されているだけでなく艶感もかなりきれいになっています。

感想としては、ブリーチした髪に染めるブリーチアンシェイドは質感も綺麗な上にしっかりと色味が染まっていてピンク系は特に面白い。

クリア剤を使えば好きな淡さに染められるので濃さの調整も簡単にできる。

ブラウン等とミックスしたい場合はPYRの発色が変わってしまうため基本単品使用が望ましい。

そのため彩度調整したい場合は先にベースを作っておくか、色味のミックスを研究する必要がある。

ゴシックシェイドのラインはこんなに鮮やかに発色するのかと言うほど色味が強い。

ここからどのように退色していくか、色持ちはどれくらいするのか、残留はしないのかなど強い色味だからこそ染めた後もう気になる。

といった感想を受けました。

確かに今までのカラー剤と違い色味の表現の幅はアルカリカラーなのにかなり面白いと思います。

ただ強い色だったり今までにない色味なので薬剤の調合の幅や抜け方などはしっかりと見ていく必要があるかなと思います。

色味をある程度固定している方や髪質を理解している方にはそこまで問題は無いカラー剤ですが、

カラーチェンジなど色味を変えたい方などは色残りしてしまうケースがあるかもしれないのでさらに検証していきたいと思います。


実際にモデルさんで検証


before☝(ブリーチはしていません)

 塗布し終わった感じがこちら☝

after☝

【調合】

BO-RO:PYR=1:1

3% all

【放置時間】

20分


今回のまとめ



いかがでしたでしょうか。

今年の秋冬は例年通り様々な人気カラー剤が新色を発表しています。

この暖色系の新色展開は今年特に面白いのではないでしょうか。

ただ色の色の幅が広がったとして良いことなのですがやはり染めた後の髪の状態がどのようになるのかはしっかりと考慮する必要があるかと思います。

ただダメージに対してアプローチしやすい艶のある仕上がりがきれいに染まるところなどはやはり今まで暖色の表現で難しかった部分をクリアしてくれているので美容師目線として仕事がしやすいかなと思います。

こちら9月末発売ですがメーカーさんがサンプルを配布していますので気になる方は使ってみてください。

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